レッドソックス澤村 ロイヤルズ主軸3人斬りの完璧投球「相手打線もギブアップ」と米メディア

敵地カウフマン・スタジアムで完璧投球を見せた澤村(ロイター=USA TODAY Sports)

SAWAMURAの豪腕がうなりを上げた。レッドソックスの澤村拓一投手(33)は19日(日本時間20日)、敵地ロイヤルズ戦にリリーフ登板。1イニングを1奪三振無失点で三者凡退に抑えて防御率を2・86とし、チームの勝利に貢献した。

この日は4点リードの8回から3番手としてマウンドへ。先頭の2番サンタナをボテボテの二ゴロ、続く3番ペレスに対しては追い込んでから97・4マイル(約157キロ)の直球で空振り三振。最後は4番ソレアを遊ゴロで封じ込め、15球でロイヤルズの主軸3人をあっさりと料理し、敵地のスタンドを静まり返らせた。

米スポーツ専門局「ESPN」も、このシーンをハイライトトピックスの中で取り上げ「澤村の素晴らしい投球に強力なロイヤルズの相手打線もギブアップ(降参)するしかない」と評していた。

チームはマルティネスの14号2ラン、ダルベックの9号2ランが飛び出すなど打線爆発。投打が噛み合っった末に7―1で快勝し、貯金を再び「15」に広げてア・リーグ東地区首位へと躍り出た。

今やレッドソックスのブルペンに欠かせない存在となった澤村。タフネス右腕への期待値は日に日に高まっている。

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