トットナムに巨額融資! FW孫興民の残留&MF鎌田大地獲得に前進か

日本代表でも活躍するMF鎌田大地

イングランド・プレミアリーグのトットナムが米金融大手「バンク・オブ・アメリカ」から巨額融資を得て懸案の財政問題が解消した。

米紙「アスレチック」によると、トットナムはイングランド銀行からの貸付金が1億7500万ポンド(約267億円)に上っており、今夏の補強資金の策定が暗礁に乗り上げていた。そうした中でバンク~社が返済資金の全額融資を決定。今後の補強資金も積極的に融資する方針となり、クラブの懸案だった財政問題が一気に改善した。

これでまず影響が出てくるのがFW孫興民(ソン・フンミン=28)の処遇だ。「これで孫との再契約を確定することができる」と同紙は指摘。財政問題を受けて孫の契約延長交渉が先送りにされていたが、クラブ側は残留決着へ動く見込みだ。

エースのFWハリー・ケイン(27)は「優勝できるチーム」を求めて退団を望んでいるとみられてきたが、トットナムの大型補強が可能になれば逆転残留の芽も出てくる。

また、新戦力の補強方針にも影響が及ぶ。トットナムはドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(24)の獲得にも関心を寄せているが、2500万ユーロ(約33億円)とみられる移籍金がネックとなっていた。補強資金にメドが立ったことで、鎌田の獲得にも積極的に動き出す可能性がある。

イングランドの名門を巡る動きから目が離せなくなってきた。

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