横須賀市長選が告示 現職・新人の一騎打ち、積極財政の評価が争点

(右から届け出順に)上地克明氏、岸牧子氏

 任期満了に伴う横須賀市長選は20日、告示された。立候補したのはいずれも無所属で、届け出順に現職で再選を目指す上地克明氏(67)=自民、公明推薦、新人で園芸業の岸牧子氏(64)=共産推薦の2人。27日に投開票される。

 「音楽・スポーツ・エンターテイメント」など3政策を柱に据え、積極財政を行ってきた上地氏の実績に対する評価が主な争点。横須賀市は人口減少が進み、昨年39万人を切った。これに伴う市税収入の減少など財政課題、地域経済の活性化や、今なお流行が続く新型コロナウイルス対策なども焦点になる。

 上地氏は国との連携で進めたまちづくりの実績を強調、観光集客を活用した経済活性化などを掲げる。

 岸氏は米海軍横須賀基地の原子力空母の母港化撤回、久里浜の石炭火力発電所の建設中止などを訴える。

 19日現在の選挙人名簿登録者数は33万8653人(男16万8160人、女17万493人)。前回市長選の投票率は46.10%だった。

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