「地域に恩返しを」 新聞紙でエコバッグ作り 川棚特支中学部

新聞紙エコバッグ作りに取り組む生徒たち=川棚特別支援学校

 長崎県東彼川棚町小串郷の県立川棚特別支援学校(松田竜司校長、97人)の中学部生徒が新聞紙エコバッグ作りに取り組んでいる。今月中に「地域への恩返し」として関わりのある保育園や学校、店舗などに贈る。
 作業学習の一環で、中学部全生徒16人が14日から取り組む。例年は地元の菓子店の協力で、まんじゅうの箱作りを手伝っていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年度から休止している。地域との関わりが制限される中、実習などで付き合いのある関係先に恩返しをしようと、昨年度は紙製マスクを作製し各所に配布。今年はエコバッグを作ることにした。
 生徒は、新聞紙を2枚重ねて貼り合わせたり、バッグ状に折ったり、取っ手を付けたりする作業に分担で取り組んだ。3年の三根正大さん(14)は「買い物などに役立てて、うれしい気持ちになってほしい」と話し、作業に没頭していた。

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