【欧州選手権】C組オランダが3連勝 北マケドニアは英雄のラストマッチ飾れず

先制ゴールを奪って笑顔のデパイ(ロイター)

サッカーの欧州選手権第11日(21日=日本時間22日)、C組のオランダは北マケドニアを3―0で退け、1次リーグ3連勝を飾った。

ウクライナ、オーストリアに連勝し、すでに1位での突破を決めていたが、ターンオーバーは敷かずにこの日の先発は2人が入れ替わっただけ。すでに2連敗で敗退が決まっている北マケドニアを序盤から優位に試合を運んだ。

前半24分、自陣からのカウンターで攻め込み、2日前にバルセロナ移籍が決まったばかりのFWメンフィス・デパイ(27)が左足で押し込んで先制。後半に入っても攻撃の手は緩めず、リバプールからパリ・サンジェルマンに移籍するMFジョルジニオ・ワイナルダム(30)が6分に追加点を挙げると、13分にもデパイのシュートのこぼれ球を押し込んでダメ押しした。

大会初出場で初勝利を目指した北マケドニアは、この試合を最後に代表から引退するFWゴラン・パンデフ(37=ジェノア)にボールを集めるが決定機は訪れずに、後半24分で交代。ベンチに引き揚げる際には同国代表最多38ゴールの英雄をたたえたチームメートが花道を作り、アムステルダムのオランダサポーターからも惜しみない拍手が送られた。スコアはその後動かずにタイムアップとなった。

C組のもう1試合は、オーストリアが勝ち点3で並んでいたウクライナを1―0で破り、2勝1敗の勝ち点6として2位で1次リーグを突破した。

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