東京五輪に出場する森保ジャパンで、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する選手は起用法が難しくなりそうだ。
日本サッカー協会は22日に東京五輪代表メンバー18人を発表したが、本番に向けてコンディション調整が難しくなるのがACL出場組だ。
今年のACL1次リーグは4月から5月にかけて開催される予定だったが、新型コロナ禍の影響で6月21日から7月11日に急きょ変更された。東京五輪は7月22日開幕で、最終調整の場となる12日のホンジュラス戦(ヨドコウ)と17日のスペイン戦(ノエスタ)への起用は回避が濃厚だ。
五輪代表メンバーでは川崎のMF三笘薫とDF旗手怜央、名古屋のMF相馬勇紀、さらにバックアップメンバーではC大阪の瀬古歩夢への影響が予想される。
森保一監督は「ACL組の合流だが、集中開催で戦うことは心身ともにプレッシャーのかかった疲労度の高い戦いをする。そこで選手たちのプレーを把握し、合流した後はどの程度練習できるか読めないところはある」と悩みのポイントとなることを吐露。「まずはリカバー、リフレッシュしてもらいながら五輪に向けて戦力になってもらいたい」とACL後は回復に専念してもらい、コンディションを慎重に見極めながら起用していく方針だ。
特に三笘や相馬は攻撃のキーマンだけに、その調整が躍進の成否を分けることになりそうだ。