【柔道】吉田秀彦総監督 パーク24勢の金メダルラッシュ期待 阿部一二三も「兄妹で取りたい」

左から渡名喜風南、素根輝、高藤直寿、阿部一二三、後列左から園田隆二女子監督、吉田秀彦総監督、海老沼聖男子監督

バルセロナ五輪柔道男子78キロ級金メダリストで、パーク24柔道部の吉田秀彦総監督(51)が教え子たちに熱烈エールを送った。

東京五輪の男女柔道代表の中で、パーク24からは男子60キロ級の高藤直寿(28)、男子66キロ級の阿部一二三(23)、女子48キロ級の渡名喜風南(25)、女子78キロ超級の素根輝(20)の4選手が選出された。

一番の注目は、女子52キロ級代表の阿部詩(20=日体大)を妹に持つ兄・一二三だ。悲願のきょうだいVへ向け「妹がしっかり自分の力を出し切って金メダルを取って、僕も力を出し切って金メダルを取れば、きょうだいで金メダル獲得になる。お互いが100%、それ以上の力を出してやるべきことをやって、きょうだいで金メダルを取りたい」と決意を述べた。

他の3選手もそれぞれ金メダル獲得を目標に掲げた。3選手ともに世界選手権での優勝経験があることから、吉田総監督は「これから全日本の合宿も入ってくると思うが、お互いがいい刺激になると思う。この4人は全員が金メダルを取る力を持っている。自分の目標に向かって挑戦して、そろって金を持ち帰ってほしい」と期待を寄せた。

金メダルラッシュへ、今夏はパーク24勢が日本柔道界を盛り上げる。

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