【柔道世界選手権】男子81キロ級・藤原崇太郎は5位 女子63キロ級・鍋倉那美は初戦敗退

柔道の世界選手権第4日(9日、ハンガリー・ブダペスト)、男子81キロ級で2018年大会2位の藤原崇太郎(23=旭化成)は3位決定戦で延長の末に指導3による反則負けを喫して5位に終わり、2大会ぶりのメダル獲得を逃した。

準々決勝で優勝したマティアス・カス(24=ベルギー)に敗れた藤原は敗者復活戦でサイード・モラエイ(29=モンゴル)に優勢勝ち。モラエイは18年の決勝で敗れた相手だった。

続く3位決定戦ではオランダ選手の長い手足を生かして奥襟を狙う組み手に苦戦。頭を下げられ、指導を重ねた。

女子63キロ級では18年アジア大会優勝の鍋倉那美(24)が初戦敗退。2回戦でベネズエラ選手に延長で指導3の反則負けを喫した。

昨年9月に三井住友海上を退社。新たな環境で24年パリ五輪に向かってスタートを切ったが、初出場の世界選手権はあっけなく幕を閉じた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社