BTS所属社「ハイブ」の株価が爆上がり ワクチン接種による公演再開期待で

BTSが所属する韓国芸能大手ハイブ(旧ビッグヒットエンターテイメント)の株価が最近大きく上げている。

23日午前13時36分現在でハイブの株価は327,000ウォンで前日比2500ウォン(0.77%)高となる32万7500ウォンで取引している。

(画像:ハイブの株価/Daum)

ハイブは、今月に入ってから前日22日までに24.32%上昇した。

ハイブの株価は18日に31万3000ウォンで取引を終えm昨年10月15日の上場以来で(終値基準で)初めて30万ウォンを超えた。

現地の証券会社などはハイブの成長可能性を高く評価しており、目標株価も相次いで上方修正した。

(画像:イーベスト投資証券のアン・ジナ研究員による投資レポートキャプション)

イーベスト投資証券のアン・ジナ研究員は23日、BTSの楽曲《Butter》のヒット、一部ブランドとのコラボレーション、オンライン《BTS 2021 MUSTER 小宇宙》ファンミーティングなどの関連商品の販売、コロナワクチン接種による公演開催可能性などによって第3四半期(7~9月)に頂点を記録するだろうと予想した。アン研究員は目標株価を50万2000ウォンに設定している。

キム・ヒョンヨン現代証券研究員は、「第2四半期にも売上高と営業利益がそれぞれ前年比69.3%、54.2%増加し、市場推定値を上回る見込み」とし、「(米国の)イサカホールディングスの買収による一回限りの費用が発生したとしても売り上げ急増やオンラインコンサートなどで利益の増加基調を継続する」と分析した。BTSやセブンティーン、TXTなど所属アーティストによる活躍の場が増え、実績改善を導くという見方だ。ただし、現代証券は目標株価を35万ウォンと、イーベスト証券よりは低めに設定している。

韓国では、ハイブだけでなく、SMやYG、JYPなどの株価も上昇している。新型コロナウイルスのワクチン接種により公演が再開されるという期待からだ。

(参考記事:「BTS所属事務所ハイブ、有償増資で約440億円確保…米大手事務所買収に活用か」)
(参考記事:「BTSの所属事務所、社名を変更へ…マルチレーベルへの変換戦略一環」)
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