「100日後に辞める議員」が立候補 立花孝志氏が都議選に異色候補を投入

左からジャックケイパーの李九こと井田恵介氏、片岡まさし氏、立花孝志党首、松田みき氏、黒瀬信明氏

古い政党から国民を守る党の立花孝志党首(53)が23日、都庁で会見し、都議選(25日告示、7月4日投開票)に「3か月後に辞職」を公約とする候補者の擁立を発表した。

葛飾区選挙区(定数4)に立候補を表明したのは、古い党推薦で、政治団体「議席を減らします党」公認の黒瀬信明氏(36)。黒瀬氏が掲げる公約は「当選したら3か月と1日後に辞職する」というものだ。

これは20日投開票の千葉・船橋市議補選で「議席を減らします党」の候補者が約4000票を獲得したことを受けたもの。

立花氏は「有権者がいかに議員定数の削減を望んでいるかが補選の結果を見ても分かる。議席削減を公約に掲げている党はあるが、もっとも効果があるのは候補者本人が本当に辞めること」と話す。

区議の場合は、3か月以内に辞職すると、自動的に次点候補が繰り上がるが、3か月と1日後に辞めれば、繰り上がりもなければ、一定の欠員人数に達しない限り、補選も行われない。

候補者は当選したとしても3か月後には失職となるとあって、立花氏は「確実に1議席減り、議員歳費などのムダが省ける。本気で議員定数を削減したいという覚悟がある人しかできない」と話し、考えに賛同する人がいれば、都議選で追加公認するという。

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