【JRA】大竹調教師に2か月の調教停止処分 管理馬58頭は手塚厩舎に転厩

大竹調教師

昨年11月7日の東京4R(芝2000メートル)に出走したソーヴァリアント(牡3・大竹)からレース後(1着入線→失格)に禁止薬物のカフェインが検出された問題で、JRAは23日、同馬を管理する大竹正博調教師に対し2か月(6月24日~8月23日)の調教停止処分を科すことを発表した。同日行われた3回目の裁定委員会で決定され、同厩舎の管理馬58頭は24日付けですべて手塚厩舎へ転厩となる。

警視庁による捜査が行われ、大竹調教師に弁明の機会を与えるなど原因解明を続けてきた。現時点では原因は明らかとなっていないが、発覚から7か月のこのタイミングで調教停止の処分が下された。禁止薬物による調教停止処分は平成以降で2例(平成元年センターアビー=田所稔・元調教師、平成5年ファーストサクセス=北橋修二・元調教師)あり、今回が3例目となる。

JRA審判担当・福田正二理事「警察による捜査は継続されるとお聞きしていますが、これまでの経過を踏まえ、管理調教師に対し必要な処分を行いました。今後は再発防止に万全を尽くし、競馬の公正確保に努めて参ります」

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