任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)を巡り、林文子横浜市長は23日の定例会見で「私自身(市長選への)判断に至っていない」と述べ、4選出馬の有無を明らかにしなかったものの、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に関しては、想定したスケジュール通りに進める考えを示した。
会見で林市長は「私自身の任期は8月まで。市長としての仕事は多岐にわたっている」とし、東京五輪の開催準備やワクチン接種をはじめとした新型コロナウイルス対策などの重要課題に「全身全霊で取り組んでいる」と強調。その上で「まだどういうふうにするかということは考えられない状態が続いている」とした。
また、IRに関しては2グループが資格審査を通過していることを踏まえて「当然ながら選定が始まっている。スケジュールが変わるものではない」と説明。市が進めている横浜港・山下ふ頭への誘致について「(誘致を)行うべきだと考えている」としつつ、「それと選挙を結び付けて考えられない」と述べた。