巨人・原監督 小林のリード称賛も打撃をチクリ「外野に飛ばすようにならないと」

4連勝を飾り、歓声に応える原監督

やはり課題は打撃面か…。巨人は23日のDeNA戦(富山)に4―2で勝利し、4連勝を飾った。

その立役者の一人は、プレーボールからゲームセットまで扇の要を守った小林誠司捕手(32)だ。先発した山口から始まり大江、畠、高梨、鍵谷、田中豊、ビエイラまで実に7人もの投手を1人でリードした。試合後の原辰徳監督(62)も「リード面とかリーダーシップ的なところは、相変わらずいいものを持っている」と賛辞を送った。指揮官はかねて小林の守備力を高く評価。改めてその実力を認めた格好だ。

ただ、それだけでは終わらなかった。「あとは少しバッティングをね。外野まで飛ばすようにならなきゃいけませんね」とピシャリ。原監督が指摘したとみられるのは2回の攻撃で、坂本の適時二塁打で1―1の同点に追いつき、なおも一死一、三塁とチャンスが拡大した場面だった。

三塁走者は坂本で、打球を外野に飛ばせば、犠牲フライでも1点を勝ち越せる可能性もあったが、小林は三ゴロ併殺に倒れて無得点に終わった。結果、この日の小林はこの併殺打と遊飛、犠打で2打数無安打となり、打率は1割1分1厘まで降下。練習では一心不乱にバットを振っているだけに、結果に結びつけたい。

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