【欧州選手権】PK2発のC・ロナウドが世界最多タイの代表通算109ゴール チームは3位で16強入り

PKを決めてガッツポーズのC・ロナウド(ロイター)

サッカーの欧州選手権第13日(23日=日本時間24日)、F組ポルトガルのエースFWクリスチアーノ・ロナウド(36=ユベントス)が1次リーグ最終戦のフランス戦で2ゴールをマークし、代表通算109得点に到達。元イラン代表FWアリ・ダエイ氏(52)が持つ世界最多ゴールに並んだ。試合は2―2で引き分け、チームは同組3位で決勝トーナメント進出を決めた。

相手のフランスがすでに1次リーグ突破を決めているのに対し、ポルトガルは敗れれば16強入りが危うい状況。最低でも引き分けで勝ち点が欲しい中で、先に試合を動かしたのはポルトガルだった。前半27分、MFジョアン・モウティーニョ(34=ウルバーハンプトン)がFKでゴール前にボールを供給すると、MFダニーロ(29=パリ・サンジェルマン)がフランス代表GKウーゴ・ロリス(34=トットナム)からファウルを受けてPKを獲得。これをC・ロナウドがゴール左に決めて先制した。

45分には逆にPKを献上し、FWカリム・ベンゼマ(33=レアル・マドリード)のゴールで同点とされ、後半2分にもMFポール・ポグバ(28=マンチェスター・ユナイテッド)のスルーパスからベンゼマに決められて逆転を許した。だが13分にC・ロナウドのクロスがDFジュール・クンデ(21=セビリア)のハンドを誘って、この日両チーム合わせて3つ目のPK。背番号7は落ち着いてゴール左に決めて、試合を振り出しに戻した。

このゴールでC・ロナウドは大会通算ゴールも最多の14点に伸ばし、代表通算ゴール数も〝世界タイ記録〟。その後、勝ち越しゴールは奪えなかったものの、同時刻別会場で行われた試合でハンガリーがドイツと引き分けに終わったため、敗退は免れた。

決勝トーナメント1回戦の相手は、B組を3連勝で突破したベルギーに決定。世界ランク1位を相手に背番号7の世界新記録は達成されるのか。

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