大谷出場のHRダービーに前回王者のメッツ・アロンゾ参戦決定!

日本時間6月24日、ホームラン・ダービーの前回王者(2019年)であるピート・アロンゾ(メッツ)がコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われる今年のホームラン・ダービーに出場することが発表された。ホームラン・ダービーへの出場が決定したのは大谷翔平(エンゼルス)に続いてアロンゾが2人目。連覇を達成すれば1998~99年のケン・グリフィーJr.と2013~14年のヨエニス・セスペデスに次ぐ史上3人目の快挙となる。

アロンゾは自身のインスタグラムに「I’m back」と投稿し、前回大会に続いてホームラン・ダービーに出場することを表明した。メジャーデビューした2019年に出場したホームラン・ダービーでは決勝戦でブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)を23対22で破り、新人としては2017年のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ史上2人目となる単独優勝。同大会で放った57本塁打はホームラン・ダービー史上4番目の数字だった。アロンゾは「最初の大会がとても楽しかったからもう一度出場しようと思った」と語っている。

ホームラン・ダービーの出場枠は全部で8枠だが、現時点で決まっているのは大谷とアロンゾの2枠だけ。フェルナンド・タティスJr.(パドレス)はホームラン・ダービー出場の可能性について「五分五分」と話しており、前回準優勝のゲレーロJr.は出場辞退の意向を明らかにしている。前回王者のアロンゾは「第1シード」として今大会に出場することになるが、後攻の選手は先攻の選手の本数を上回った時点で競技終了(=制限時間終了まで打たなくてよい)となるため、体力を温存できるというメリットがある。

アロンゾは2019年に新人最多記録となる53本塁打、短縮シーズンの昨季は16本塁打、今季は58試合に出場して11本塁打を記録。前回のホームラン・ダービーでは440フィート以上の特大アーチを2本以上放つと追加される30秒の「ボーナスタイム」を一度も使わずに頂点にたどり着いており、大谷にとって最大のライバルとなるだろう。

なお、過去に連覇を達成したのはグリフィーJr.とセスペデスの2人だけ。複数回の優勝を達成したのもグリフィーJr.(1994年、1998年、1999年)、プリンス・フィルダー(2009年、2012年)、セスペデス(2013年、2014年)の3人だけである。アロンゾがそれぞれ3人目、4人目となるか注目したい。

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