【新型コロナ】横浜市の高齢者ワクチン接種 7月中に8割超が完了へ

ワクチン接種

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種を巡り、横浜市は23日、7月末までに約77万人分に当たる約153.8万回の接種が完了する見通しになったと発表した。市は施設入所者を除く65歳以上の高齢者約90万人のうち約73万人が接種を希望すると見込んでいたが、現状は想定を上回っており、市の担当者は「引き続き、希望者の接種に対応していく」としている。

 市によると、22日時点で約58万人分に当たる約116.3万回(集団接種約46.3万回、大規模接種約18.5万回、個別接種約51.5万回)が接種・予約済みで今後、約19万人分に当たる約37.5万回の個別接種の予約が見込まれている。

 政府は、希望する高齢者全員に7月末までに接種を終える目標を示しており、林文子市長はこの日の定例会見で「改めて医療従事者のワクチン接種協力に感謝する」と述べた。

 64歳以下の接種券の発送は23日から順次開始する。基礎疾患のある人や高齢者施設の従事者など優先接種者の予約受け付けを7月5日から開始し、優先接種者以外の接種時期については8月以降、改めて通知する。

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