国内女子ゴルフの「アース・モンダミン杯」初日(24日、千葉・カメリアヒルズCC=パー72)、東京五輪出場へ、優勝が絶対条件の古江彩佳(21=富士通)は7バーディー、2ボギーの67をマーク、首位と2打差の5アンダーの4位と好発進した。
スタートの10番パー4では残り165ヤードの2打目を8Iで1メートルにつけてバーディー発進。深いラフからランが出るのを計算し、花道から30ヤード以上転がった一打に「練習日にラフから練習したのが役立ってくれました」。続く11番もバーディーと上々の滑り出しを見せた。
後半も出だしの1、2番も連続バーディー。4番パー3では奥のカラーから7メートルを沈めると、5番も取って、またも連続バーディーと順調にスコアを伸ばした。
先週までは「頭の片隅に(五輪のことが)残ったまま試合に臨んでいました」。優勝しかないという追い詰められた状況になって、ようやく目の前の試合に集中する本来の姿を取り戻した。
今季の開幕戦だった昨年の今大会は最終日を2位で迎えたが、最終的には17位。「悔しい結果だったのでリベンジだと思って頑張りたいと思います」
週明けの世界ランクによって決定する東京五輪の出場枠は2つ。現時点で日本人3番手の古江は優勝しても、現在2番手の稲見萌寧(21=都築電気)、渋野日向子(22=サントリー)の結果次第という立場だが、まずは自分にできることをやり切る構えだ。