【全日本】ヨシタツが高野山で〝精神修行〟 織田信長公に異種格闘技戦必勝誓う

織田信長公の墓で手を合わせるヨシタツ(提供写真)

全日本プロレスのヨシタツ(43)が、西島洋介(48)との異種格闘技戦(26日、東京・大田区総合体育館)に向けて和歌山・高野山で〝精神修行〟を行った。

「王道ストロングスタイル」を掲げ、全日本で異種格闘技路線を歩む男は西島戦を重要な一戦と位置づける。決戦当日は、伝説の異種格闘技戦「アントニオ猪木対モハメド・アリ」が行われた1976年6月26日から、ちょうど45年の日。しかも72年には新日本プロレスが旗揚げ戦を行い、89年には全日本プロレスの3冠王座が統一された由緒ある会場だからだ。

そんな大一番を前に高野山へ足を運んだのは、尊敬する地元・岐阜の英雄、織田信長公の墓をお参りするためだ。墓前で手を合わせて心を落ち着かせ、持ち上げると願いがかなうといわれる奥の院の「弥勒石(みろくいし)」にも触れたヨシタツは「石もすんなり持ち上げられましたし、心も落ち着かせることができました」と語った。

5月に西島対策として多摩川河川敷で身につけたアリキックについても「信長公から『あれは有効だ』って言われた気がしました」と自信を深めることができたという。

新型コロナウイルスの陽性判定を受けた3冠王者・諏訪魔(44)の王座返上に伴い、急きょ「3冠王座決定巴戦」の開催が決まるなど波乱含みの大田区決戦。ヨシタツが混乱の王道マットに光を照らす。

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