【陸上日本選手権】山県亮太が100m10秒16で決勝進出 サニブラウンとの“直接対決”制す

山県亮太

陸上の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権初日(24日、大阪・長居)、男子100メートル準決勝は日本記録保持者の山県亮太(29=セイコー)が10秒16をマークし、決勝に進出した。

前半からトップに立った山県はスピードを上げつつも余力を残してフィニッシュ。同組のサニブラウン・ハキーム(22=タンブルウィードTC)との〝直接対決〟を制して1着だった。レース後は「予選の走りから準決勝にかけてスタートを少し変えていこうと思った。そういうレースになってよかった」と手応えを口にした。

すでに五輪の参加標準記録を突破している山県は決勝で3位以内に入れば五輪出場権を手にする。大一番に向けては「今日持ったいいイメージと課題を最後の1本でまとめ上げられたら」と力を込めた。

運命の決勝レースは25日午後8時30分から行われる。

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