サボテンと多肉植物の魅力伝える 展示コーナー新設 森きらら

観賞温室に新設されたサボテンと多肉植物の展示コーナー=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)は、観賞温室にサボテンと多肉植物の展示コーナーを新設し、来園者を楽しませている。
 同園によると、多肉植物は分類学上でのカテゴリーではなく、体の肥大した部分に水分を蓄える植物の総称。サボテンも多肉植物の一つの科に含まれる。
 サボテンや多肉植物の魅力をより知ってもらおうと、同園職員らが約1年かけて土台から制作。2018年の特別展で展示した後、バックヤードで育てていたり、元々同温室で展示していたりした植物を集めた。
 丸い形と黄色の剛直なとげが特徴のサボテン「金(きん)鯱(しゃち)」や、一対の葉が左右に伸び続け千年以上の寿命を持つと言われる多肉植物「奇想天外」など34種が並ぶ。同園職員の稲田涼子さん(29)は「乾燥地の植物特有の、ユニークな形を楽しんでもらいたい」と話した。


© 株式会社長崎新聞社