広島4連敗も一筋の光 若ゴイ3人衆がもたらす“好影響”

林は6回、満塁の場面で一ゴロに倒れるも激走&ヘッスラ。併殺崩れで1点を奪った

ほんの少しだが光は見えている。広島は24日のヤクルト戦(マツダ)に1―4で敗れた。20日のDeNA戦から4連敗で借金は今季ワーストの15。先発の高橋昂は6回3失点も、打線が援護できなかった。

佐々岡監督は「今、負けが込んでいる。申し訳ない」と謝罪し「前を向いて元気を出して(25日からの)3連戦を戦っていきたい」と話した。シーズンの前半を終えようとしているが、チームは苦しい状況が続いている。

そんな中でも躍動しているのが小園海斗内野手(21)、林晃汰内野手(20)、坂倉将吾捕手(23)の若ゴイ3人衆だ。この日、鈴木誠也外野手(26)に代わって4番を務めた林は無安打も1打点、小園と坂倉はそれぞれ2安打した。

チーム関係者は「こういう状況の中だけど、若い選手でも成績を残せばレギュラーを取れる可能性があるというのを証明してくれている。それは今一軍にいる選手だけでなくて、二軍にいる若手にいい影響を及ぼしていると思う」と明かす。

この日を含めた過去3試合で小園が3番、林が4番、坂倉が5番と20代前半の選手でクリーンアップを組んでいる。それだけにチーム関係者は「3人だけじゃなくて、これから他にも若手が出てくることもあるかもしれない」と期待を寄せ、苦境の中にも一筋の光を見出している。

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