ジャーナリストの津田大介氏（４７）、音楽評論家の近田春夫氏（７０）が、東京・渋谷区の「ＬＯＦＴ９ Ｓｈｉｂｕｙａ」で２６日に行われるトークイベント「深掘ＴＶ ｐｒｅｓｅｎｔｓ 無配信トークライブ『表現の不自由』」にゲスト出演することが２４日、分かった。
同イベントは社会学者の宮台真司氏、アーティストのダースレイダー、ラジオＤＪのジョー横溝氏が行っているニコニコ生放送のイベントバージョン。津田氏といえば、２０１９年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ２０１９」の企画展「表現の不自由展・その後」の芸術監督を務め、さまざまな社会的論争を呼んだ。２５日から開催予定だった「表現の不自由展・東京」も延期となるなど、一連の出来事に対する注目度は高い。
津田氏、近田氏にゲスト出演をオファーした狙いについて、主催者側は本紙の取材に「今回、改めて、日本には“表現の不自由”があることが可視化されたと思います。津田さんには、あいちトリエンナーレ問題の内幕を徹底的に語ってもらうべくお声掛けしました。近田さんはテレビ、ラジオなど忖度ない発言で活躍されてきました。その実践者として、この空気をどうぶち破るのか、お聞きしたいとオファーしました」と明かす。
１９年の「表現の不自由展・その後」では批判も殺到したが、主催者は「私たちを常識の外に連れ出してくれるのがアートの役割の一つだとすれば、『表現の不自由展』は凝り固まった、我々の視野や思考を拡大してくれるものだと思います」。あくまで根本は“アート”であるとし、今回のトークイベントをきっかけに議論を深めたいという狙いがあるという。
白熱したトークイベントになりそうだ。
