【新型コロナ】五輪海外選手団の空港での水際対策 平塚市長が国に苦言「対応が不明確」 7月にリトアニア受け入れ

平塚市の落合市長(資料写真)

 来日した東京五輪のウガンダ代表選手団から新型コロナウイルス陽性者が確認されたことを巡り、リトアニア選手団を受け入れる平塚市の落合克宏市長は25日の会見で、空港での水際対策について「国は、安全を第一にして受け入れ対応を明確に示してほしい」と訴えた。

 19日に来日したウガンダ選手団9人のうち1人が、成田空港での検査で感染が判明。

 到着した選手団全員と、選手団と行動を共にした大阪府泉佐野市職員や民間人ら8人が、濃厚接触者と認定された。

 落合市長は「国のマニュアルでは、空港での受け入れ対応が不明確」と指摘。神奈川県を通じて、濃厚接触者の認定を担う機関や手順の明確化などを国に求めているとし、「水際でしっかりと食い止めることが必要」と述べた。

 平塚市には7月4日から順次、リトアニアの選手らが到着する。

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