横浜・みなとみらい21(MM21)地区のみなとみらい線新高島駅近くで、大和ハウス工業(大阪市)など2社が、高さ約170メートルの超高層オフィスビルを開発する見通しになった。2026年の完成を見込む。
予定地の一部を所有する横浜市が25日に発表した。MM21地区全体で用途が未定の土地は残りわずかとなり、開発は最終盤を迎えた。
開発予定地の52街区は、国有地(約6200平方メートル)と市有地(約5600平方メートル)で構成され、北側に横浜アンパンマンこどもミュージアムが位置する。
11年以降、2度実施された事業者公募がいずれも不調に終わっていたが、昨年11月に始まった3度目の公募で決定した。
開発予定者は大和ハウスと、ゲーム開発を手掛けるコーエーテクモホールディングス(HD、横浜市港北区)の親会社、光優HDの傘下企業「光優」(同)の2社。国有地部分を一般競争入札で落札したことにより、隣接する市有地の開発予定者に決まった。
開発予定の高層ビルは市有地側に立地し、地上28階、地下1階建てで延べ床面積約11万100平方メートル。4~28階がオフィス、低層部に商業店舗などを設ける。