阪神・藤浪 満塁しのぎ4試合ぶりの無失点救援 矢野監督「投げてる姿も前回よりはよかった」

プレッシャーをはね返した阪神・藤浪

阪神は25日のDeNA戦(甲子園)に0―3と今季4度目の完封負けを喫した。この日の唯一とも言える前向きな要素は、2番手で登板した藤浪晋太郎投手(27)が、自身登板4試合ぶりの無失点投球を記録したことだ。

この日は3点を追った9回に2番手でマウンドへ。登板前まで自身は3試合連続で失点中。〝失敗できない〟プレッシャーがある中での登板だった。右腕は二死から連打と四球で、二死満塁と追い詰められたが、最後は山下を外角低めの直球で見逃し三振に斬って取り1回を無失点に抑え、ベンチへと引き上げる藤浪には、聖地・甲子園の15011人の観衆からも歓声に代わる大きな拍手が上がった。

試合後の矢野監督も「ピンチは作ったけどね。今日は投げてる姿も前回(4失点を喫した23日の中日戦)よりはよかったと思います」と、右腕のさらなる復調に期待を寄せていた。

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