ノラが10連続Kのタイ記録 フィリーズはサヨナラ負け

【フィリーズ1-2xメッツ】(ダブルヘッダー第1試合・延長8回タイブレーク)@シティ・フィールド

フィリーズは先発のアーロン・ノラが1回裏から4回裏にかけてメジャータイ記録となる10者連続三振を奪う快投を見せたものの、終盤にリリーフ陣が崩れてメッツに1対2でサヨナラ負け。ノラの快投を勝利につなげることができなかった。メッツは7回裏に相手のミスをきっかけにチャンスを作り、フランシスコ・リンドーアのタイムリーで同点。タイブレークに突入した8回裏には無死1・2塁のチャンスを迎え、ドミニク・スミスのタイムリーでサヨナラ勝ちを収めた。

ノラの快投は1回裏に無死2・3塁のピンチを背負ったところから始まった。マイケル・コンフォートとピート・アロンゾを2者連続で空振り三振に仕留めると、スミスからは見逃し三振を奪い、3者連続三振でピンチを脱出。2回裏と3回裏はいずれも3者三振を奪い、4回裏先頭のコンフォートを再び空振り三振に仕留めて10者連続三振のメジャータイ記録を樹立した。10者連続三振は1970年4月22日(現地時間)のパドレス戦(シェイ・スタジアム)でトム・シーバー(メッツ)が達成して以来51年ぶり史上2人目の快挙である。

フィリーズの球団記録は1981年のスティーブ・カールトン、1996年のカート・シリング、2018年のジェラッド・アイコフの3人による8者連続三振だったが、ノラはこの記録をあっさりと更新。4回裏先頭のコンフォートから空振り三振を奪ったあと、アロンゾに二塁打を許して新記録樹立とはならなかったが、6回途中まで99球を投げて被安打2、奪三振12、与四球1、失点0という見事なピッチングを披露した。

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