ブレーブスの若きエース・ソローカがアキレス腱再断裂 今季絶望に

昨年8月のアキレス腱断裂からの戦列復帰を目指していたマイク・ソローカ(ブレーブス)がアキレス腱を再断裂したことが明らかになった。日本時間6月25日に本拠地トゥルイスト・パークのクラブハウスを歩いていた際にアキレス腱を痛め、MRI検査の結果、手術で修復したアキレス腱の完全な再断裂が判明したという。ソローカは来週手術を受ける予定となっており、この結果、若きエース右腕の戦列復帰は早くても来年7月以降に先延ばしとなりそうだ。

現在23歳のソローカは2015年のドラフトでブレーブスから1巡目(全体28位)指名を受けてプロ入り。2018年にメジャーデビューして2勝を記録し、翌2019年は13勝4敗、防御率2.68、142奪三振の好成績をマークしてオールスター・ゲームに選出されただけでなく、新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で6位にランクインした。

その活躍が認められ、昨季は自身初の開幕投手を務めたが、3度目の先発となった日本時間8月4日のメッツ戦で右アキレス腱を断裂。手術を受けてシーズン終了となり、3先発で0勝1敗、防御率3.95に終わった。今季は4月末に戦列復帰できる予定だったが、右肩の炎症で予定通りの復帰とはならず。右アキレス腱周辺の違和感が右肩の炎症の原因とみられており、5月に右アキレス腱の状態を改善するための手術を受けていた。

地区4連覇を期待されながらも借金3でナ・リーグ東部地区3位に低迷しているブレーブスにとって、ソローカがアキレス腱を再断裂したことはソローカ復帰による今季終盤の戦力アップを期待できなくなっただけでなく、来季以降の戦力構想にも影を落とすことになる。

メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は「おそらく来年7月まで投げられないだろう」と伝えているが、最初のアキレス腱から2年にわたってメジャーのマウンドから遠ざかるソローカが再び2019年のようなエース級の活躍を見せられるかも未知数。ソローカはこの困難な状況を乗り越え、再びエースの座に返り咲くことができるだろうか。

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