神奈川県南足柄市内のひとり親世帯などを支援しようと、電力事業を手掛ける富士エナジー(本社・静岡県三島市)が、同社神奈川営業所(南足柄市関本)と電力供給契約をしている同市の店舗などに、未使用・未開封の日用品などの回収箱を設置した。回収した日用品は市社会福祉協議会を通じて、支援が必要な人に届けられる仕組みだ。
同社の斉藤光臣代表取締役(37)が「家計が苦しい親の負担を少しでも減らせる取り組みをしたい」と発案した。
回収箱は「愛の金太郎BOX」と名付け、神奈川営業所と、契約する市内の12店舗に設置。今後、未使用のタオルや洗剤などの日用品を入れてもらい、月1回程度回収して社協に提供する。社協がひとり親世帯などに配布する予定だ。
同社は、回収箱を設置する協力店舗を増やしていきたい考えで、神奈川営業所の熊井宏尚所長(60)は「無理のない形で協力してほしい」と呼び掛けている。