ワクチン職場接種開始 ジャパネット社長ら長崎市会場視察

ワクチン接種の会場を視察する平田副知事(右)と高田社長(右から2人目)=長崎市幸町

 通販大手ジャパネットホールディングス(佐世保市)は26日、長崎市会場での新型コロナウイルスワクチン職場接種を始めた。初日は同社の高田旭人社長と平田研副知事が会場を視察した。
 会場は同社が計画する長崎スタジアムシティの建設予定地(幸町)。仮設のプレハブやテントを設置し、同社の取引先関係者などが訪れた。対象者は、同社のシステムを使い予約時に受け取ったQRコードをスマートフォンに表示して手続きを進め、接種を受けた。同社は3週間ほどで約1万7900人の接種を想定している。諫早市内の会社員男性(49)は「お年寄りを接客することが多く、(早く接種できて)安心した」と話した。
 高田社長は「受け付けシステムで個々人の予定に対応でき、使い勝手が良かったのではないか。われわれの運用が全国で参考になれば、うれしい」。平田副知事は「トータルで地域の接種が進むことが大切。効率性を重視したやり方は企業ならではで印象に残った」と話した。

 


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