【ラグビー】日本代表がライオンズに敗戦も〝ツメ跡〟残す リーチ主将「いい課題を見つけた」

ライオンズのファンデルメルヴァ(右)をハンドオフで振り切る松島(ロイター)

ラグビー日本代表は26日、英エディンバラで全英・アイルランド代表ライオンズとテストマッチを行い、10―28で敗れた。2019年W杯以来、1年8か月ぶりの一戦は伝統チームに苦戦を強いられたが、23年W杯に向けて確かな一歩を踏み出した。

日本は後半8分までに4連続トライを許し、一方的な展開になるかと思われた。しかし、フランカーで途中出場した姫野和樹(26=ハイランダーズ)がトライを奪うと、SO田村優(32=キヤノン)がPGを決めるなど意地を見せた。

4年に1度だけ結成される誇りと伝統を持つ相手との初対戦は力の差を見せつけられたが、コロナ禍で実戦から遠ざかっていた日本にとっては大きな意味を持つ。試合後、フランカーのリーチ・マイケル主将は「ライオンズの経験、接点の強さで自分たちのやりたいラグビーができなかったが、いい課題を見つけた。(攻撃を)継続できたときはスペースにボールを運べた。今後の課題がそこになる」と前を向いた。

日本は来月3日にダブリンでアイルランドと対戦。19年W杯でも激突した相手にどんな試合を見せてくれるのか。

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