神奈川県警高速隊と関東運輸局神奈川運輸支局などは26日夜、横浜市鶴見区の首都高速大黒線大黒パーキングエリア(PA)で不正改造車両を合同で取り締まった。
取り締まりは135人体制で実施。同支局員らが改造車の疑いのある車両をマフラー(消音器)の排気音や車高などが基準値を超えていないかチェックした。
検査した27台のうち25台の使用者に、保安基準に適合していないとして道路運送車両法に基づく整備命令を出した。
同隊によると、同PAでは駐車場を占拠したり、大きな音をスピーカーで流したりする迷惑車両が一般利用客の妨げとなっており、週末夜間帯に大型車両のみの利用に制限するなどの対策を講じている。
同隊の齊藤英樹隊長は、大黒線が東京五輪・パラリンピックの大会関係者輸送ルートにもなっていることにも触れ、「改造車は事故の原因になる。円滑な交通確保のためにも今後も取り締まりを強化していく」と話した。