小池都知事 “退院説” 出たが…復帰先送り 待たれる麻生氏「自分でまいた種」発言への反撃

小池都知事(左)と麻生財務相

復帰情報もあったが…。過度の疲労で静養していた小池百合子東京都知事が28日以降も数日間程度、公務から外れることが東京都から27日に発表された。特定の病気や検査のためではなく、疲れが取れていないと医師が判断したという。復帰時期は未定となっている。

実は小池氏をめぐっては「すでに退院している」「都内を回っている」などの情報が流れていた。都民ファーストの会関係者はこれらの情報について困惑しながら「検査入院と聞いているけど、どこに入院しているのか、今はもう自宅にいるのかということも情報は下りてきていない」と首を横に振った。その上で、「中途半端だとぶり返す可能性もある。しっかり休んでほしい」と復帰の期待はしつつも、無理は禁物と話していた。

小池氏不在の中でも都議会選挙(7月4日投開票)は続いており、論戦が行われている。

静養する小池氏に対して、麻生太郎財務相が「自分でまいた種でしょうが」と発言したことで炎上。麻生氏は応援演説で「(都民ファは)代表の国会議員がいないから(国に)話が通じない」「自民党とつながっている人が(都議に)いなきゃ話がつながらない」と、都民ファが国政へのパイプを持っていないことを批判していた。

小池氏本人に代わって反論したのが都民ファの荒木千陽代表だ。荒木氏は街頭演説で「麻生財務大臣から『自分でまいた種』だというような、政党に忖度する首長しか認めない、都民のために働く首長を誕生させまいとする発言がございました。実に我が国として悲しいことだ」と訴えた。

小池氏本人による麻生氏への反撃が待たれる。

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