ドジャースが快勝 カーショウ13奪三振はすべて変化球

【カブス1-7ドジャース】@ドジャー・スタジアム

全米放送の「サンデーナイト・ベースボール」として行われたカブス対ドジャースの一戦は、ドジャース先発のクレイトン・カーショウが8回101球を投げて被安打4、奪三振13、与四球1、失点1という素晴らしいピッチングを見せ、ドジャースが7対1で快勝。4連戦の初戦で継投ノーヒッターの屈辱を味わったものの、第2戦以降は3連勝となった。カーショウは全13奪三振を変化球で奪い、今季9勝目(7敗)をマーク。敗れたカブスは先発のアドバート・アルゾライが3回5安打6失点(自責点4)と誤算だった。

ドジャースは2回裏にザック・マキンストリーの5号グランドスラムとコディ・ベリンジャーの3号2ランで一挙6点を先制。カブス先発のアルゾライは今季メジャーで最も高い割合で左打者に本塁打を打たれていたが、今日の試合でも左打者に痛恨の2本塁打を浴びた。カブスは4回表にハビアー・バイエズの18号ソロで1点を返したものの、今日のカーショウからは1点を奪うのが精一杯。ドジャースは6回裏一死3塁からベリンジャーの犠飛でダメ押しの7点目を奪い、カブスを7対1で破った。

カーショウはスライダーのキレ、制球がともに素晴らしく、立ち上がりから奪三振ショーを展開。スライダーで10個、カーブで3個の三振を奪い、1試合13奪三振は2017年7月9日(現地時間)のロイヤルズ戦以来4年ぶり、8イニングを投げ切ったのは2018年8月の2試合以来3年ぶりとなった。また、変化球による13奪三振は、ピッチトラッキングが開始された2008年以降では2位タイの数字。なお、これを上回るのは2014年にノーヒッターを達成したときのカーショウだけである(15奪三振のうち14個が変化球だった)。

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