【JRA】永島まなみが函館で調教初騎乗 当地24年ぶりの女性騎手勝利目指す!

永島まなみ騎手

女性新人騎手の永島まなみ(18=栗東・高橋康)が29日、函館競馬場で調教に初騎乗した。

騎手候補生時代を含めて当競馬場で騎乗するのはこの日が初めて。午前5時30分の馬場開場直後には今週末のレースでもコンビを組む予定のバケル(牡3・平田)の手綱を取り、角馬場からウッドを周回。〝初コース〟に戸惑うことなく笑顔で自身の仕事をこなした。

函館競馬場におけるJRA開催では2008年8月3日に増沢由貴子元騎手(旧姓・牧原=現調教助手)がナスケンウインドに騎乗(11R檜山特別=10着)して以来、女性騎手の騎乗はなし。過去に女性騎手は計44回(道営所属の佐々木明美元騎手の1回を含む)騎乗しているが、勝ち鞍は増沢元騎手が1997年6月7(4R3歳未勝利=チアズケーティング)、同22日(12R古馬1勝クラス=レイズスズラン)に挙げた2勝のみとなっている。

10年に新スタンドがリニューアルオープン(09年は開催なし)して以降は藤田菜七子(23=美浦・根本)が騎手候補生時代の15年に調教で騎乗した例はあるが、レースでの騎乗はなく、今週末(7月3、4日)の騎乗が実現すれば永島まなみの〝函館デビュー〟に大いに注目が集まりそうだ。

永島は「(函館競馬場は)初めての騎乗でしたが、札幌と雰囲気が似ていると思いました。ウッドコースを乗ってみて、コーナーがきついと普通キャンターでも感じました。あまり緊張はしませんでしたが、初めてで少しドキドキしました。レースでの乗るのが楽しみです。(先週まで騎乗した)札幌では結果を残せていないですし、修正点も多く見られたので、改めて自分の騎乗を見直して、しっかり結果につなげたいと思います」と意気込みを語った。

同騎手は今年3月のデビュー以来、ここまでJRAで4勝を挙げており、函館の地で5勝目を目指す。

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