【欧州選手権】フランス敗退でPK失敗のエムバペをチームメートらが擁護「みんなに責任がある」

チームメートたちはエムバペを擁護した(ロイター)

誰のせいでもない――。欧州選手権決勝トーナメント1回戦(28日=日本時間29日)でPKを外したフランスのエースFWキリアン・エムバペ(22)をイレブンは擁護した。

スイス戦に臨んだフランスは3―3から突入したPK戦で5人目のキッカーを務めたエムバぺが失敗し、ベスト16で敗退した。英紙「デーリー・メール」によると、GKウーゴ・ロリス(34)は「私たちは一緒に勝ち、一緒に負ける。私たちはみんなに、この段階で敗退した責任があります。誰が悪いとかではありません。言い訳もないです」と、PKを外したエムバペを非難しなかったという。

ディディエ・デシャン監督(52)も、今大会ノーゴールでPKを外したエムバペについて言及し「得点がなくとも、彼は決定的な役割を果たしていた。誰も彼を非難しない」とし、DFラファエル・バラン(28)も「前半を完全に台無しにしました。PKは宝くじです」とチーム全体の責任と強調した。

エムバペは試合後、自身のインスタグラムを更新し「新たなページをめくるのは非常に難しい。敗退の悲しみは計り知れない。PKについては謝罪します。チームを助けたかったが、失敗しました」と書き込むなど、猛省しており、次の大舞台に向けてパワーアップを誓っていた。

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