巨人・戸根ようやく「二刀流」成功 プロ初安打が初タイムリー!

3回に2点タイムリーとなるプロ初安打を放った巨人・戸根

巨人の左腕・戸根千明投手(28)が2年越しで「二刀流」を成功させた。

広島戦(29日、東京ドーム)3回一死一、二塁で2番手としてマウンドに立った戸根は無失点で抑えると、3回二死二、三塁でプロ2度目の打席に立った。

すでにクリーンアップの3者連続適時打で勝ち越しに成功。チームの勢いそのまま戸根は先発・大瀬良の136キロフォークを中前へはじき返した。三走・岡本和が余裕の生還。二走・坂本が本塁憤死も戸根は一塁でガッツポーズを見せ、G党から大きな拍手が送られた。

それもそのはず。昨年、右ふくらはぎを痛めた戸根は球団に直訴し、二刀流に挑戦。二軍で13戦に野手として出場したが打率1割5分2厘、2打点と結果を残せなかった。

27日のヤクルト戦(神宮)では〝元野手〟らしく、ブルペンに飛び込むファウルボールを横っ飛びで処理し、場内から大拍手。今季は投手1本に専念していた左腕だが、昨季必死にバットを振り込んだ努力がついに結実した。

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