【東京五輪】不参加・北朝鮮が韓国と一緒に日本をボロカス批判「侵略の歴史を正当化」

北朝鮮の金正恩委員長(ロイター)

東京五輪ホームページにおける竹島(※韓国名・独島)の表記問題や大会中の旭日旗の使用を巡って、北朝鮮で猛批判が沸き起こっている。

韓国メディア「統一ニュース」は、北朝鮮メディア「我が民族同士」の報道を紹介。東京五輪を巡る日韓の問題を取り上げて「東京五輪の種目に、他国の領土強奪や歴史歪曲という種目が新たに追加されるというのか」と日本を激しく非難した。

「最近の日本は東京五輪での旭日旗使用にこだわり、独島を日本の領土と表記したり、東京五輪博物館に(1936年ベルリン五輪で日本代表として男子マラソン金メダルの)孫基禎選手を登録するなどしている」とした上で「日本こそ五輪を不純な政治的野心の実現に悪用しようとしている。それはさながら今日におけるアジア版ナチス犯罪国家といえる」と暴言を交えながら重ねて日本を糾弾した。

北朝鮮はすでに新型コロナ禍を理由に東京五輪への参加を辞退しているが「日本が世界的な保健危機も押し切ってかたくなに五輪開催を強行したのは、侵略の過去の歴史を正当化するためだ」と糾弾。

「日本が現在のように領土強奪と軍国主義の野心に浮かれて犯罪の歴史を続けて正当化するなら、東京五輪は抗議と非難の舞台になるだろう」と〝警告〟した。

韓国が繰り返す主張を北朝鮮が後押しして火に油を注いだ格好。解決はまだまだ遠そうだ。

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