ヤンキース投手の〝大谷焦らし戦法〟が全米で話題「ピッチングニンジャ」の動画公開で大反響

大谷を焦らしたネストル・コルテス投手(ロイター=USATODAY)

あの〝ピッチングニンジャ〟も全米中も思わず苦笑いだ。エンゼルス・大谷翔平投手(26)が29日(日本時間30日)、敵地ニューヨークで行われたヤンキース戦に「2番・DH」でスタメン出場。3回の第2打席に両リーグ単独トップに立つ3試合連続の27号ソロ、続く5回の第3打席でも28号アーチを放った。

この試合のあるシーンに「ピッチング・ニンジャ」の異名を持つ米投球研究家のロブ・フリードマン氏が注目。ちなみにアトランタ在住の弁護士である同氏はMLB大物投手たちの投球動作解析を続けていることで知られ、その中でも映像を合成する技法が好評を博している。公式ツイッターにはダルビッシュ(パドレス)や昨季サイ・ヤング賞のビーバー(インディアンス)ら大物投手たちも含め現在31万人を突破するフォロワーがいる。

そのツイッターをフリードマン氏は同日に更新し、7回の第4打席で大谷がヤンキースの2番手左腕ネストル・コルテスと対峙した20秒間の動画を添付した。追い込んでからの4球目を投じようとするコルテスだが、プレートを踏みながらも左足をヒザ付近から前後に動かすだけでなかなか投球モーションに入らない。10秒近くたって、やっとスーパースローモーションのように右足を上げたものの宙でブラつかせる「焦らし戦法」を敢行。ボークにもなりかねない〝グレーゾーン投球〟に対して球審はここでタイムをかけ、大谷も思わず苦笑いを浮かべたシーンだ。

この添付した画像とともに同氏は「ネストル・コルテスVS大谷将平」と記し、スマイルマークの絵文字付きで紹介している。

これには多くのフォロワーも反応し「ピッチャーは、大谷のタイミングを狂わせようと、とんでもないことをやっている。大谷はそれを笑い飛ばす」「ピッチャーとバッターの対決が見たいのです。お笑い芸人とバッターの対決は誰も見たくない」などとコメント。他にも「そろそろ審判もこの無意味な行為をやめさせるべきだと思う。蹴り足を数秒止めただけでも最悪なのに、もう片方の足を何度もタップするなんて。馬鹿げている」「迷っている私たち(私)のために、どなたか説明してください」といった書き込みもあり、大きな反響を呼び起こしている。

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