コロナ対策認証 第1号の飲食店にステッカー 長崎県内5店舗に通知

認証決定通知書と認証ステッカーを田中商工部長(右)から受けたひぐちグループの西村部長=長崎市、大衆割烹樋口築町店

 新型コロナウイルスの感染予防策を適切に実施しているとして「ながさきコロナ対策飲食店認証制度」の第1号に認証された県内の5店舗に30日、決定通知書と認証ステッカーが交付された。
 同制度は県と21市町などでつくる実行委員会による第三者認証制度。入り口での検温や換気の徹底、仕切りの設置など、長崎大が監修した最大65項目(必須は52項目)を満たしているか調査員がチェックして認証する。県内約1万1千店舗を対象に15日から受け付けを開始。30日までに250店舗から申請があった。
 ひぐちグループ(西彼時津町)が運営し、初認証を受けた大衆割烹(かっぽう)樋口築町店(長崎市築町)は、認証へ向け二酸化炭素(CO2)測定器などを新たに補助金で導入。仕切りやマスク着用徹底を呼び掛ける掲示も増やしたという。
 田中洋一市商工部長から通知書とステッカーを受け取ったひぐちグループの西村壮平飲食営業部長は「お客さまが少しでも安心して外食に出掛ける気持ちになってもらえれば」と話した。

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