新潟市が新型コロナ対策協力基金へ300万円を寄附した三幸製菓株式会社(新潟市北区)へ感謝状を贈呈

新潟市の中原八一市長(写真左)と、三幸製菓株式会社の佐藤元保代表取締役CEO(写真右)

新潟市は1日、「新潟市新型コロナウイルス感染症対策協力基金」として市へ300万円を寄附した三幸製菓株式会社(新潟市北区)へ感謝状を贈呈した。

新潟市のwebサイトによると「新潟市新型コロナウイルス感染症対策協力基金」には5月28日時点では1億858万2,683円が寄附されており、6月末時点での正確な合計金額は集計中であるが、中原八一市長によると「2億円近くにまで寄附が集まっている」という。

集まった基金は、時短営業などへ対応した市内飲食店への協力金や、雇用調整助成金、ワクチン接種会場へ移動する高齢者へのタクシー券の配布などにも活用されている。

三幸製菓株式会社の佐藤元保代表取締役CEO

三幸製菓からは6月18日付けで300万円を受領。今回の贈呈式には、同社の佐藤元保代表取締役CEOが出席し、中原市長から感謝状を受け取った。

佐藤CEOは、新型コロナウイルスに伴う巣ごもり需要について言及。それに対して中原市長は「コロナ禍以降、我々も深刻な状況へ陥っている業界を目の当たりにしてきたので、元気のある企業の方々と話すと少し安堵感を覚える」と話した。

また2020年に工場を増員した際には、「80人の定員に対して300人を超える募集が集まった」と佐藤CEOは話す。なお三幸製菓は現在、新崎工場(新潟市北区)、荒川工場(新潟県村上市)、新発田工場(新潟県新発田市)で米菓を生産しているが、近々新発田市に新たな工場が竣工する予定である。

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