きょう2日の午前、沖縄では梅雨明けの発表があったが、一方で本州付近は東日本から西日本の太平洋側を中心に活発な雨雲がかかっている。
このあとも同じような所で長い時間雨が降り続き、東日本を中心に大雨になるおそれがある。
すでにこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害に厳重警戒、低地の浸水や河川の増水、氾濫にも警戒が必要だ。
また、4日(日)は北陸など日本海側でも活発な雨雲がかかり、局地的に大雨になるおそれがある。
東海・関東中心に長引く大雨 土砂災害などに厳重警戒
午前11時現在、紀伊半島から関東にかけてまとまった雨雲がかかり、雨脚の強まっている所がある。
このあとも活発な梅雨前線や湿った空気の影響を受けるため、近畿から関東を中心に雨が続く見込み。特に東海や関東はきょうの日中が雨のピークで、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨になるおそれがある。
また、この雨は土日も強弱を繰り返しながら降り続くことが予想される。
伊豆諸島など、すでにこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、それ以外も雨が長く降り続くことで災害の危険度が上がることが予想される。
今後の気象情報や自治体からの避難情報にも留意し、土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などに警戒が必要だ。
土日も広く雨 日本海側でも大雨の可能性
この土日も安定して晴れるのは沖縄くらいで、広い範囲で梅雨空が続く。
梅雨前線が北上し、その上を低気圧が進む影響で、3日(土)の午後から4日(日)にかけては太平洋側だけでなく、日本海側にも活発な雨雲がかかる見込み。
場所によっては大雨になるおそれがあり、注意が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)