全日本プロレスで活躍した覆面レスラー・パトリオットが心臓発作で死去

パトリオット(中)は小橋健太(右)、ジョニー・エース(左)とGETを結成した(1997年6月6日)

世界最大団体のプロレス団体・WWEは1日(日本時間2日)、覆面レスラーとして90年代の全日本プロレスでも活躍したパトリオット(本名デル・ウィルクス)が死去したと発表した。死因は心臓発作で、59歳だった。

アメリカンフットボール選手として活躍していたパトリオットは1988年にAWAで「ザ・トルーパー」のリングネームでデビュー。1990年に全日本プロレスに初来日した。

その後、星条旗を基調としたマスクとコスチュームの覆面レスラーに転身し、92年5月から全日本に参戦。93年にはジ・イーグルとのコンビで第60代アジアタッグ王者に輝いた。

94年にはWCWに移籍し、WCW世界タッグ王座も獲得。95年から再び全日本を主戦場とし、96年10月には小橋建太と組み世界タッグに挑戦した。97年にジョニー・エースを加えたトリオで「グローバル・エネルギッシュ・タフ」を結成するも、その後WWF(現WWE)に移籍。引退後は自動車販売の仕事をしていたという。

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