万引き事件で国民民主党除籍のフリー記者を「嵐の党」立花孝志氏が衆院選で擁立へ

定例会見を行った立花氏

「嵐の党」の立花孝志党首(53)は2日、定例会見で、国民民主党を除籍処分となったフリージャーナリスト・折川朋子氏(43)の次期衆院選での公認を検討していると明かした。

折川氏は毎日新聞記者を経て、フリージャーナリストとして、活動している。次期衆院選では鳥取2区で国民民主党から公認内定を得ていたが、先月26日、出雲市内の量販店で万引きした疑いで警察の取り調べを受けた。国民民主党は28日に折川氏の公認取り消しと除籍処分を発表していた。

立花氏は「本人から電話があって、どうしても国政に挑戦したいと。窃盗の事実は認めていて、罪を犯したことに争いはない方」としたうえで、「万引きは2つ目的があって、一つはお金がないから、仕方なく盗む。もう一つは精神的なストレスから万引きすることで現実から逃走する」と話した。

嵐の党の政調会長で、医師の浜田聡参院議員(44)も「(万引きは)クレプトマニアといい、窃盗を行う緊張感、開放感から繰り返してしまう精神障害の一種。軽く考えてはいけない問題で、選挙に出てみるというのは意義があるのではないかと思う」と話した。

立花氏は「『万引きなんたら党』みたいのをつくって、選挙で訴えればいい。なんで万引きをしたのか。同じような苦しみを持っている人がいるんじゃないかという視点に立って、我が党で公認するのは有意義なことではないか」と折川氏を迎え入れる方針だ。

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