大谷30号一番乗り パワー&俊足でサヨナラ勝ちに貢献

【オリオールズ7-8xエンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ファン投票でオールスター・ゲームに初選出され、6月の月間最優秀選手にも選ばれた大谷翔平(エンゼルス)が自慢のパワーとスピードでチームをサヨナラ勝ちに導いた。3回裏に29号ソロを放った大谷は、4回裏に両リーグ30号一番乗りとなる逆転2ラン。9回裏は敬遠気味の四球で歩かされたあとに今季12個目の盗塁を決め、ジャレット・ウォルシュの痛烈なライト前ヒットで二塁から一気にサヨナラのホームを踏んだ。エンゼルスは大谷の活躍もあり、オリオールズに8対7でサヨナラ勝ち。借金を1に減らした。

「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、1回裏の第1打席でセカンドフライに倒れたものの、2対6と4点ビハインドで迎えた3回裏の第2打席で反撃開始の狼煙となる29号ソロ。この一発でエンゼルスの前半戦の本塁打記録を塗り替えた。エンゼルスが1点差まで追い上げ、4回裏一死1塁で迎えた第3打席ではレフトへ2打席連発となる30号逆転2ラン。今季両リーグ30号一番乗りを達成し、開幕81試合で30本塁打&10盗塁をクリアするのはア・リーグ史上初の快挙となった。

エンゼルスは6回表にオースティン・ヘイズのタイムリー二塁打で7対7の同点に追い付かれ、大谷は6回裏の第4打席でセカンドゴロ。試合はそのまま9回裏に突入し、オリオールズは一死走者なしから大谷を敬遠気味の四球で歩かせたものの、大谷は自己最多タイとなる12個目の盗塁を決めてチャンスメイク。そして、二死2塁からウォルシュのライト前タイムリーで一気に生還し、チームに劇的なサヨナラ勝ちをもたらした。2本のアーチを放ち、4打数2安打3打点1四球1盗塁の大活躍。今季の打率は.280、OPSは1.068となっている。

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