停滞する梅雨前線の影響で記録的な大雨となった神奈川県内で3日、土砂崩れやがけ崩れなどによる被害が相次いでいる。
県や県警によると、3日午前8時10分ごろ、逗子市の横浜横須賀道路逗子インターチェンジ(IC)付近で土砂崩れが発生し、ワゴン車1台が巻き込まれた。乗っていた50代の男性は救助され、病院に搬送された。命に別条はないという。
県によると、厚木市や横浜市、湯河原町など5市4町で18件のがけ崩れが発生。国土交通省横浜国道事務所によると、3日午前に松田町松田惣領の国道246号で起きたがけ崩れで、上下線が通行止めになっている。
秦野市で建物1棟が破損、葉山町で建物1棟に床上浸水の被害が出ている。横浜市の2カ所で倒木も確認されている。