MLB公式サイトが現時点のMVPを選出 アは大谷、ナはタティスJr.

メジャーリーグ公式サイトでは28人の専門家による現時点でのMVP投票を実施。ア・リーグは23人から1位票を獲得した大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグは15人から1位票を獲得したフェルナンド・タティスJr.(パドレス)がトップに立った。4月末に行われた同様の投票では、ア・リーグはマイク・トラウト(エンゼルス)、ナ・リーグはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が1位となっていたが、それ以降の2ヶ月間でランキングに大きな変動が発生した。

まず、4月末時点のランキングを確認しておこう。4月末時点のMVP投票は94人の専門家によって行われた。両リーグのトップ5は以下の通り。

◆ア・リーグ
1位 マイク・トラウト(エンゼルス)
2位 J・D・マルティネス(レッドソックス)
3位 大谷翔平(エンゼルス)
4位 バイロン・バクストン(ツインズ)
5位 ヤーミン・メルセデス(ホワイトソックス)

◆ナ・リーグ
1位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
2位 ジェイコブ・デグロム(メッツ)
3位 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
4位 ジャスティン・ターナー(ドジャース)
5位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)

今回の投票でア・リーグ1位となったのは「二刀流」による見事な活躍を続ける大谷。28人の専門家のうち23人が大谷に1位票を投じた。メジャーリーグ公式サイトは「MVPをエンゼルスのスーパースターが受賞しないとすれば、もう1人のスーパースターが受賞するだろう。前回の投票ではトラウトが1位だったが、大谷がその座を奪った。メジャー最多の30本塁打を放ち、長打率.705もメジャートップ。投手としては12試合に先発して防御率3.60を記録し、60イニングで80三振を奪っている。彼は歴史的なシーズンの真っ只中にいる」と大谷の活躍を伝えている。

大谷が獲得できなかった1位票の残り5票を獲得したのはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。打率.338、27本塁打、69打点、メジャートップのOPS1.118という素晴らしい成績を残し、大谷に次ぐ2位となった。3位以下はカルロス・コレア(アストロズ)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、マット・オルソン(アスレチックス)の3人がトップ5入りを果たした。

ナ・リーグはいずれもリーグトップとなる26本塁打、長打率.702、OPS1.089をマークしているタティスJr.が過半数の1位票を獲得してトップに立った。残りの1位票のうち、12人はジェイコブ・デグロム(メッツ)、1人がロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)を選択。デグロムとアクーニャJr.が2位と3位にランクインし、4位はニック・カステヤーノス(レッズ)、5位はケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)となっている。

今回の両リーグトップ5は以下の通り。

◆ア・リーグ
1位 大谷翔平(エンゼルス)
2位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
3位 カルロス・コレア(アストロズ)
4位 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
5位 マット・オルソン(アスレチックス)

◆ナ・リーグ
1位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
2位 ジェイコブ・デグロム(メッツ)
3位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
4位 ニック・カステヤーノス(レッズ)
5位 ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)

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