【東京五輪】韓国選手団に処分者続出の可能性 ”独島グッズ”でパフォーマンス?

東京五輪で韓国選手団が”抗議行動”する?

東京五輪ホームページにおける竹島(韓国名・独島)の表記問題を巡って、ボイコットをちらつかせながら参加することになった韓国選手団から処分者が続出してもおかしくない状況となっている。

今回の問題を巡っては韓国側が、竹島の表記を削除するよう日本政府に要求したが、日本側は拒否。一部政治家を中心にボイコット機運が高まったが、結局選手団を日本に派遣することになった。ただ問題が解決しているわけではなく、同国の複数の民間団体が竹島に上陸してパフォーマンスを行い、竹島関連グッズを製作するなど、動きは活発化したままだ。

そんな状況を踏まえると韓国人選手が、東京五輪で何らかのパフォーマンスを行う可能性は否定できない。実際、2012年ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦で勝利して銅メダルを獲得した韓国の朴鍾佑が、ファンから手渡された「独島はわが領土」と書かれたボードを掲げた。物議を醸した行動で銅メダル授与が保留されたこともあった。

今回は、12年当時以上に竹島や旭日旗など日韓関係における問題がクローズアップされているだけに、誰が何をしでかすかわからないわけだが、五輪憲章第50条では、政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じており、違反選手は処分の対象となる。もちろん韓国選手団全員がこの50条を理解しているはずだが、実際はどうなるのだろうか。

ちなみに韓国国内では、民間団体が竹島と東海(日本海)を広める缶バッジを2000個製作し、韓国選手団に配るとしている。さらに同国のファッションブランド「ラカイ・コリア」は「独島は韓国の地だ」とのメッセージが刻まれたTシャツを同選手団に提供すると発表していた。パフォーマンスに使えそうな〝小道具〟が増えているのも行動を助長しかねない。

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