令和2年国勢調査速報値 上越市28地域自治区別人口  人口減少、世帯数増加 人口春日など3区増

 上越市は、総務省が6月25日に公表した令和2年国勢調査速報値を受け、同市28地域自治区別人口・世帯数を明らかにした。

 それによると、同市の人口総数は18万8119人で、5年前の前回調査時(平成27年)から8868人(4・5%)減少した。県のまとめでは減少数は新潟市に次ぎ2番目に多い。また、合併前上越市全体では12万9489人で3426人(2・6%)、13区全体では5万8630人で5442人(8・5%)いずれも減少した。

 各区別で前回より人口が増加したのは、いずれも合併前上越市の春日、有田、和田の3区。13区ではなかった。減少率が最も大きかったのは大島区で20・1%減、次いで牧区18・6%減、安塚区16・9%減、谷浜・桑取区15・1%減、吉川区13・3%減と続いている。28区のうち9区で減少率が10%以上だった。

 世帯数は市全体で7万2804世帯で、前回より1789世帯(2・5%)増加。合併前上越市は5万2124世帯で1889世帯(3・8%)増加した。一方、13区は2万680世帯で100世帯(0・5%)減少している。増加したのは13区、減少したのは15区だった。増加率が二桁を超えたのは和田区(15・3%)、頸城区(10・5%)の2区だった。

 人口減少については村山秀幸市長が6月29日の記者懇談会で言及。「少子高齢化による自然動態の減少は相当続く」と見通した上で、「人口減少社会の中で生活はどうあるべきか、どういう形で住みやすい地域にしていくかの議論を真剣にしなければならない」との見解を述べていた。

上越市ホームページ掲載

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