平塚八幡宮で「茅の輪くぐり」 コロナ収束、無病息災祈る 神奈川

茅の輪をくぐり、無病息災を祈った園児ら=平塚八幡宮

 神奈川県平塚市浅間町の平塚八幡宮(宅野順彦宮司)で6月25日、「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」に合わせて「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。境内にある「つるみね幼稚園」の園児や保護者約120人が参加し、無病息災を祈った。

 御殿前に設置された茅の輪は直径3.3メートル。氏子ら約20人が地元に自生するカヤを使って編み、19日に設置した。この日は大祓式を行った後、同幼稚園の園児が保護者と手をつなぎながら輪の前で一礼し、8の字を描くように3度輪をくぐった。

 同市見附町の荻窪桃香ちゃん(5)は「水泳の習い事に行けないし、マスクも嫌い」と話し、新型コロナウイルス感染拡大の収束を祈ったという。宅野宮司は「一日も早く元の生活に戻るように祈りつつ、感染防止の努力を続けたい」と話した。

 茅の輪は8月6日まで設置される。

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