大谷は勝負を避けられ3四球〝松井タイ弾〟はお預け

初回、2点目のホームを踏みベンチでハイタッチを交わす大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)が3日(日本時間4日)の本拠地オリオールズ戦に「2番・DH」で出場。2つの敬遠を含む3四球と走者のいる場面ではすべて勝負を避けられ、2打数無安打に終わった。

前日の同戦で29号ソロ、30号逆転2ランを放ち、ヤンキースの松井秀喜が2004年に記録したシーズン31本の日本人最多本塁打にあと1本に迫った。6月の打撃成績は打率3割9厘、13本塁打、23打点、4盗塁をマークし、メジャーで自身初の月間MVPも獲得。向かうところ敵なしの大谷だけにそう簡単には勝負してくれない。

初回無死一塁では四球、2回二死三塁の第2打席と6回二死三塁の第4打席はいずれも敬遠。先頭打者で迎えた5回の第3打席は二ゴロ、8回二死走者なしの第5打席は
右翼へ高々と打ち上げ大歓声が上がったが、意外にも飛距離は伸びず右翼手のグラブに収まった。

結局、2打数無安打で終わった大谷だが、チームは4―1で勝利し勝率を5割に戻したとあり、ナインとハイタッチを交わして笑顔で引き揚げた。
なお、大谷の次回先発は6日(日本時間7日)の本拠地でのレッドソックス戦に決まった。中5日で前半戦最後の登板となる見込みだ。

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